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小児ではストレスが不健康な生活習慣の原因に  

Health Psychology誌(2015年1月)から

小児のストレスと生活習慣の長期的な関連

Longitudinal association between child stress and lifestyle

Michels N, et al.

Health Psychology, Vol 34(1), Jan 2015, 40-50.

原文はこちら


目的:
心理社会的ストレスは不健康な生活習慣と関連しているが、その関連の方向性に関しては不明なままである。

ストレスが、睡眠障害、やけ食い、身体活動の低下を引き起こすのだろうか? それとも、こういった不健康な生活習慣という要因がストレスを高めるのだろうか?

本研究では、小児を対象として、ストレスと生活習慣の関連を双方向で検討した。

方法:

5~12歳のベルギーの小児312名を対象として、ストレスと生活習慣の関連を2年間にわたって検討した。

本研究は、Children's Body Composition and Stress研究の一環として実施された。

ストレスに関連する側面は、ネガティブな出来事、ネガティブな情動、行動上の問題に関する質問票で測定した。

生活習慣の要因については以下の点を評価した。身体活動(加速度計により測定)、睡眠時間、食事(甘い食物、脂肪過多の食物、スナック、フルーツと野菜)、摂食行動(情動的摂食、外発的摂食、抑制的摂食)。

関連の双方向性に関してはcross-lagged analysisで検討した。

結果:

いくつかのストレスの側面が、身体活動、甘い食物の摂取、情動的摂食、抑制的摂食、外発的摂食を増加させていた(β=0.140~0.319)。

すべての関連は性別と年齢によって調整されていた。食事の影響は、主に最も年齢の高い小児と女児で認められた。

ストレスは、最も年齢の低い小児では身体活動を増加させていたが、最も年齢の高い小児では、身体活動を低下させている傾向が見られた。

逆方向の影響が認められたのは1つのみで、不健康な摂食行動が不安感情を高めていた。

結論:

関連は主に一方向性であり、ストレスが小児の生活習慣に影響を与えていた。

ストレスは、空腹感とは無関係の摂食を引き起こし、これが過体重を促進する可能性がある。

したがって、ストレスが小児の食生活に影響を与える可能性があること、そして問題を解決するコーピング・スキルを習得する必要があることを保護者は認識すべきである。

最近の報告とは対照的に、最も年齢の低い小児では、ストレスが身体活動を促進している可能性がある。これはポジティブなストレス・コーピング・スタイルと考えられる。

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Posted on 2015/01/28 Wed. 21:00 [edit]

category: 2015年1月号_Health Psychology誌

tag: 小児  ストレス  生活習慣 
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