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長期の精神分析的精神療法の効果は限定的:無作為化試験のメタ解析の結果から  

Clinical Psychology Review誌(2012年3月)から

長期の精神分析的精神療法の効果-無作為比較試験のメタ解析

The effectiveness of long-term psychoanalytic psychotherapy-a meta-analysis of randomized controlled trials

Smit Y, et al.

Clinical Psychology Review Volume 32, Issue 2, March 2012, Pages 81-92

原文はこちら

精神分析療法および長期の精神分析的精神療法(LTPP)の効果に関しては議論の余地がある。

本研究では、明確に定義した精神障害患者において、他の治療法または無治療と比較して、LTPPの効果を評価した。

LTPPに関する無作為比較試験または準無作為比較試験を選択した。

2名の著者が独立して、解析対象とする試験を同定した。

11件の試験が適格だった。

利用可能な最長の追跡時点での回復(主要アウトカム)のリスク差は0.00(95%信頼区間[CI]:-0.17~0.17、p=0.96、I2乗:58%)だった。

統合したHedges' g(各試験の最長の追跡時点での)は以下のとおりであった。

治療の対象とした問題では-0.05(95%CI:-0.55~0.46、p=0.86、I2乗=88%)、

全般的な精神医学的症状では0.69(95%CI:-0.19~1.57、p=0.13、I2乗=96%)、

パーソナリティの病理では0.17(95%CI:-0.25~0.59、p=0.42、I2乗=41%)、

社会的機能では0.20(95%CI:-0.10~0.50、p=0.19、I2乗=53%)、

全体の効果では0.33(95%CI:-0.31~0.96、p=0.32、I2乗=94%)、

QOLでは-0.37(95%CI:-0.78~0.04、p=0.08、I2乗=55%)。

この領域の対象とした問題に関するサブグループ解析では、専門的な精神療法の構成要素のない対照治療と比較した場合には、LTPPの方が有意に良好であることが示されたが、様々な専門的な精神療法による対照治療と比較した場合には示されなかった。

探索的なメタ回帰により、介入群と対照群での治療強度の違い(面接回数の比[session ratio])と効果量に関連性のあることが示唆された。

以上のことから、様々な精神障害の回復率は、LTPPまたは通常治療を含めた様々な対照治療で同等であるという結論が下される。

個々の試験の効果量は、方向や大きさの点で大幅に異なっていた。

これまでのレビューとは対照的に、LTPPの効果は限られたもので、よくても矛盾が見られるというエビデンスが認められた。

要点

◆長期の精神分析的精神療法(LTPP)の効果に関しては議論の余地がある。

◆最近の2件のメタ解析では、LTPPの効果が実証されたと報告されている。

◆今回のメタ解析では、回復率はLTPPと対照治療で同等だった。

◆本研究では、LTPPの効果は限られたもので、矛盾が認められるというエビデンスが見いだされた。


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Posted on 2015/01/23 Fri. 00:16 [edit]

category: 精神分析の効果

tag: 精神療法  精神分析  メタ解析  治療効果 
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