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長期の精神力動的精神療法は複雑な精神障害の治療に効果あり:メタ解析の結果から  

JAMA誌(2008年10月)から

長期の精神力動的精神療法の効果:メタ解析

Effectiveness of long-term psychodynamic psychotherapy: a meta-analysis

Leichsenring F, Rabung S.

JAMA. 2008 Oct 1;300(13):1551-65.

原文はこちら


背景:

精神医学での長期の精神力動的精神療法(LTPP)の位置づけに関しては議論の余地がある。

LTPPに関する説得力のあるアウトカム研究が不足している。

目的:

本研究では、メタ解析を用いて、特に複雑な精神障害(complex mental disorders)、例えば、パーソナリティ障害、慢性精神障害、複数の精神障害(multiple mental disorders)、抑うつおよび不安障害の複合(すなわち慢性の経過および/または複数の精神障害を伴うもの)において、LTPPの効果を検討することを目的とした。

データ・ソース:

1960年1月1日~2008年5月31日までに発表されたLTPPの試験を、MEDLINE、PsycINFO、Current Contentsを用いて、コンピュータ処理による検索によって同定した。また、この分野の専門家と連絡をとることで補足した。

試験の選択:

最低でも1年間継続するか、面接回数が50回以上の個人を対象とした精神力動的精神療法を用いて、プロスペクティブな試験デザインで実施され、信頼性が高いアウトカムが報告された試験のみを対象とした。

無作為比較試験(RCT)と観察研究を検討の対象とした。

計1053例の患者を対象とした23件の試験が選択された(11件のRCTと12件の観察研究)。

データ抽出:

試験の特徴と治療アウトカムに関する情報は、2名の独立した評価者が抽出した。

効果量は、全体の効果、治療の対象とした問題、全般的な精神医学的症状、パーソナリティ機能、社会的機能に関して算出した。

アウトカムの安定性を検討するために、効果量は、治療終了と追跡評価の2つの時点で別々に算出した。

結果:

対照試験の比較分析を行ったところ、LTPPは、全体の効果、治療の対象とした問題、パーソナリティ機能において短期の精神療法よりもアウトカムが有意に良好だった。

全体の効果では、群間の効果量が1.8(95%信頼区間:0.7~3.4)であった。これは、LTPPによる治療後、複雑な精神障害患者は、平均すると対照群の患者の96%よりもアウトカムが良好であったことを示すものである(P=0.002)。

サブグループ解析を行ったところ、LTPPでは、多様で特に複雑な精神障害全体で、有意かつ大きく、安定した群内の効果量が得られた(範囲:0.78~1.98)。

結論:

LTPPは複雑な精神障害の効果的な治療法であるというエビデンスが認められた。

さらなる研究では、特定の精神障害におけるLTPPのアウトカムについて検討し、また費用効果分析を含める必要がある。


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Posted on 2015/01/22 Thu. 23:15 [edit]

category: 精神分析の効果

tag: 精神療法  精神分析  メタ解析  治療効果 
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