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中年成人において有酸素運動は有意に記憶を改善  

Health Psychology誌(2014年1月)から

中年成人におけるサイクリング vs ストレッチ/コーディネーション・トレーニングの特異的な認知的効果

Differential cognitive effects of cycling versus stretching/coordination training in middle-aged adults

Hotting K, et al. Health Psychology, Vol 33(1), Jan 2014, 19. doi: 10.1037/hea0000048

原文はこちら

Health Psychology, 2012, Vol. 31, No. 2, pp. 145-155.に掲載された論文の修正版


目的:

身体運動は、高齢者では認知機能の向上と関連しており、脳の可塑性を強化する。

そのポジティブな効果は、脳の前頭部と関連する実行機能に関してほぼ一貫して報告されてきた。

一方、齧歯類では、ランニングによって、記憶に重要な脳領域である海馬の機能的および構造的変化が誘発されることが示されている。

どの認知機能が運動の影響を受けやすいのか、また有酸素運動を増やすことが認知機能に有益かどうかという問題は依然として議論の対象である。

さらに、中年成人での認知への運動の影響についてはほとんど分かっていない。

方法:

運動習慣のない40~56歳の男女68人を、有酸素性持久力トレーニング(サイクリング)群または非持久力トレーニング(ストレッチ/コーディネーション)群の2つのトレーニングプログラムのいずれかに無作為に割り付けた。

両群ともに6ヵ月間、週2回の運動を行った。

さらに、運動習慣のない対照群も検討に加えた。

ベースラインおよび6ヵ月後に、標準化された心理検査によってエピソード記憶、知覚速度、実行機能、空間推論について評価し、全被験者に心血管系のフィットネス検査を実施した。

結果:

サイクリング群とストレッチ/コーディネーション群の両群で、対照群と比較して記憶の有意な改善が認められた。

エピソード記憶の改善と有酸素運動の増加には正の相関が認められた。

ストレッチ/コーディネーション・トレーニングは、サイクリング・トレーニングよりも選択的注意を顕著に改善していた。

結論:

今回の結果から、有酸素運動は、高い機能を有する中年成人でも有益な効果があるが、このベネフィットは、幅広い認知機能というよりは、記憶に極めて特異的であることが示唆された。

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Posted on 2014/02/05 Wed. 20:10 [edit]

category: pickup_Health Psychology誌

tag: 身体活動  認知機能 
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