スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted on --/--/-- --. --:-- [edit]

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

介護者の負担と抑うつ症状の関連は愛着スタイルによって調整される  

Health Psychology誌(2015年3月)から

介護者の負担と抑うつ症状:愛着スタイルの調整的役割。

Caregivers’ burden and depressive symptoms: The moderational role of attachment orientations.

Vilchinsky N, et al.

Health Psychology, Vol 34(3), Mar 2015, 262-269.

原文はこちら


目的:

本研究では、配偶者の初回発生の急性冠動脈症候群に対処している女性において、愛着スタイルが介護者の負担と抑うつ症状との関連を調整しているかどうかを検討した。

負担と抑うつの関連は、不安型の愛着スタイルの評価点が高い介護者の方が低い介護者よりも強いという仮説を立てた。

さらに、負担と抑うつ症状の関連は、回避型の愛着スタイルの評価点が高い介護者の方が低い介護者よりも弱いという仮説を立てた。

方法:

イスラエルの病院の心疾患集中治療室に入院した男性患者を介護する配偶者の女性111人を標本とした。

患者の入院中に介護者の愛着スタイルについて測定した(ベースライン)。

介護者の負担は1ヵ月後に測定した。

抑うつ症状は、ベースラインと6ヵ月の追跡時に測定した。

調整モデルの検証には構造方程式モデリングを用いた。

結果:

追跡時の介護者の負担と抑うつ症状の関連は、愛着に関連する不安によって調整されていたが、愛着に関連する回避では調整されていなかった。

予測と一致して、介護者の負担と抑うつ症状の関連は、不安型の愛着スタイルの評価点が低い介護者よりも高い介護者の方が強かった。

結論:

今回の結果は、自分の配偶者の疾患に対処する際の愛着スタイルと感情の制御の間に起こりうる力動に光を当てるものである。

本結果は、健康心理学の研究に愛着を統合するPietromonaco, Uchino, and Dunkel Schetterのモデル(2013)を踏まえて考察された。

スポンサーサイト

Posted on 2015/03/24 Tue. 16:43 [edit]

category: 2015年3月号_Health Psychology誌

tag: うつ  介護  愛着 
tb: 0   cm: 0

心血管疾患のリスクマネジメントにはリスク認知、動機づけ、態度などの要因が影響を与える  

Health Psychology誌(2015年3月)から

一般開業医と患者は心血管疾患のリスクについて、どのように判断しているのか?

How do general practitioners and patients make decisions about cardiovascular disease risk?

Bonner C, et al.

Health Psychology, Vol 34(3), Mar 2015, 253-261.

原文はこちら

目的:

世界各国の現行のガイドラインでは、心血管疾患(CVD)のリスクを生活習慣または薬物治療で管理すべきかどうかを決定する際に、絶対リスク(AR)の閾値を用いることを推奨しているが、臨床診療ではARはあまり用いられていない。

本研究の目的は、CVDのリスクマネジメントに対する一般開業医(GP)と患者の意思決定に影響を及ぼす因子について(例えばリスク認知の役割など)調査することであった。

方法:

25人のGPと38例の患者に対する半構造化面接を行う質的な記述的研究を2011~2012年にオーストラリアで実施した。

文字に起こした音声記録を主題に関してコード化し、フレームワーク分析(framework analysis)法を用いた。

結果:

GPがARの閾値について言及することはほとんどなかった。GPは、患者のリスクと動機づけに対するGP自身の主観的な認知、薬物治療の副作用に対する懸念や生活習慣を変えることによる有効性など予防に対するGP自身の態度に影響を受けていた。

患者は、個々のリスク因子、生活習慣を変えることに対する患者自身の動機づけ、薬物治療に対する態度によって影響を受けていた(薬物治療に対する患者の態度は、最初は否定的であったが、薬物治療が生活習慣の変更よりも効果的な場合は態度が肯定的になっていった)。

リスクが高いと認知していることは、GPが推奨し、患者も受容できる薬物治療の開始につながるが、これは必ずしもARに基づいたものではなかった。

また、患者がリスクが高いと認知していることは、特に患者が薬物治療を受けるという提案に対して抵抗感を抱いている場合には、生活習慣を変える動機づけを高めていた。

結論:

本研究では、リスク認知、動機づけ、態度が、ARの閾値よりも重要であることが明らかとなった。

CVDのリスクマネジメントのガイドラインは、根拠に基づいた推奨だけでなく、GPが患者のリスク認知、動機づけ、態度を考慮する助けとなるような戦略が含まれていた場合により有用となる可能性がある。


Posted on 2015/03/17 Tue. 20:12 [edit]

category: 2015年3月号_Health Psychology誌

tag: 疾患リスク  動機づけ  リスク認知 
tb: 0   cm: 0

メタボリックシンドロームのリスク因子のない小児は、リスク因子のある小児よりも優れた抑制性の制御を示し、認知的柔軟性が高い  

Health Psychology誌(2015年3月)から

メタボリックシンドロームのリスク因子を有する思春期前の小児における認知的制御

Cognitive control in preadolescent children with risk factors for metabolic syndrome.

Scudder MR, et al.

Health Psychology, Vol 34(3), Mar 2015, 243-252.

原文はこちら

目的:

思春期前の小児において、エアロビックフィットネスと体重状態を補正した上で、認知的制御とメタボリックシンドローム(MetS)のリスク因子との関係を検証した。

方法:

2年生および3年生の小児の標本(139名)で、認知的制御を評価するために改訂版のフランカー課題を実施し、エアロビックフィットネス、人口統計学的変数、MetSのリスク因子を用いて階層的回帰分析を行った。

MetSのリスク因子の基準を満たさなかった小児(70名)と、1つ以上の基準を満たした小児(69例)との間でフランカー課題の結果を比較した。

結果:

人口統計学的変数とフィットネスを補正した回帰分析の結果、HDLコレステロールが、フランカー反応時間(RT: reaction time)の独立した負の関連因子であることが示された。

群間比較では、リスク因子のない小児は、リスク因子のある小児よりも全体的にRTが短いことが明らかとなった。

さらに、リスクのある小児は、課題が求める高い要求水準を満たすために認知的制御の上方制御を必要とする、より難しい条件のフランカー課題での精度・干渉スコアが高かった(すなわち課題成績が悪かった)。

結論:

今回の結果は、認知的制御に対するエアロビックフィットネスの有益な影響を報告した先行研究の結果に一致しており、MetSのリスク因子のない小児は、リスク因子のある小児よりも優れた抑制性の制御を示し、認知的柔軟性が高いという新たなエビデンスが得られた。

エアロビックフィットネスに加えて、これらのリスク因子は、若年世代におけるMetSリスクの潜在的な認知的含意を理解するための重要なバイオマーカ―として使用できる可能性がある。

Posted on 2015/03/16 Mon. 17:17 [edit]

category: 2015年3月号_Health Psychology誌

tag: 認知的制御  メタボリックシンドローム 
tb: 0   cm: 0

プロフィール

最新記事

カテゴリ

全記事表示リンク

タグ

検索フォーム

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。