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青年期前期における社会経済的地位と肥満の関連  

Health Psychology誌(2015年1月)から

多様な青年期前期集団における社会経済的地位と肥満との関連:人種/民族と性別での相違。

Associations between socioeconomic status and obesity in diverse, young adolescents: Variation across race/ethnicity and gender.

Fradkin C, et al.

Health Psychology, Vol 34(1), Jan 2015, 1-9.

原文はこちら


目的:

本研究では、10~13歳の青年期前期における社会経済的地位(SES)と肥満リスクとの関連、ならびにこの関連が青年期前期の2つの時点で、異なる人種/民族および性別でも認められるかどうかを検討した。

方法:

データはHealthy Passages研究から収集した。

Healthy Passages研究は、集団ベースで4,824名のアフリカ系アメリカ人、ヒスパニック系、白人の5年生(年齢:10~11歳)を登録し、米国の3つの大都市圏で実施した縦断的研究である。2年後に再評価が行われた。

体重の分類には標準的な基準によるBMIの測定値を用いて、非肥満と肥満(5年生の27%)に分類した。

SESは、児童の家庭で最も高い教育水準に基づいた。

結果:

人種/民族を解析に含めなかった場合、SESが最も高い児童では、5年生と7年生の両時点で、SESが低い児童よりも肥満の割合が有意に低かった。

人種/民族を含めた解析では、同様の結果がヒスパニック系と白人集団でほぼ確認されたが、アフリカ系アメリカ人では認められなかった。

また性別を解析に含めた場合、白人の女児と5年生のヒスパニック系の男児で肥満リスクにおけるSESに顕著な違いが認められた。

結論:

SESが高い(家族成員の1人が最低でも大卒者である)家庭で育つことは、ヒスパニック系および白人の青年集団では、肥満リスクの低さと関連している。

アフリカ系アメリカ人の青年では、SESと肥満との関連は認められないようである。

したがって、通常、高いSESに起因する健康上の利点は、青年の肥満においては、人種/民族全体にわたって一貫して認められるものではないと考えられる。

さらなる研究によって、特にアフリカ系アメリカ人の青年を対象に、SES以外の体重に対する影響因子を同定すべきである。


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Posted on 2015/01/20 Tue. 20:26 [edit]

category: 2015年1月号_Health Psychology誌

tag: 青年  肥満 
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若者の薬物使用の治療に短期戦略的家族療法は有効か  

Campbell Libraryの系統的レビューの結果から(2013年9月2日発表)

若者の非オピオイド薬使用に対する治療での短期戦略的家族療法(BSFT):系統的レビュー

Brief Strategic Family Therapy (BSFT) for Young People in Treatment for Non-Opioid Drug Use: A Systematic Review

Maia Lindstrom, et al.

原文はこちら


背景:

若者の薬物使用は、世界中で深刻な問題となっている。

本レビューでは、幅広い健康問題や社会問題と強く関連している大麻、アンフェタミン、エクスタシー、コカインなどの非オピオイド薬使用に対する治療に焦点を置いた。

短期戦略的家族療法(BSFT)は、マニュアルに基づいた家族療法のアプローチであり、家族システムの相互作用のパターンを同定、改善することを重視している。そして、この家族システムは、若者の薬物使用と直接的な関連があると仮定されている。

BSFTは、主に構造的家族理論(家族の構造がどのように若者の行動に影響を与えているか)と戦略的家族理論(問題焦点型で、実際的な治療技法)に依拠している。


目的:

本レビューの主な目的は、非オピオイド薬使用に対する治療において、若者での薬物使用の抑制へのBSFTの効果に関する現行のエビデンスを評価すること、そして可能ならば、BSFTが特定のタイプの被験者でより効果的かどうかを明らかにするために、薬物使用の抑制効果への影響要因を検討することであった。


検索方法:

広範囲にわたる検索方法を用いて、適格な試験を同定した。

2011年6月に電子書誌データベース、加えて政府および政策機関のデータバンク、灰色文献のデータベース、他のレビューの引用文献を幅広く検索した。

さらに、原著論文の参考文献リストを検索し、関連する学術誌を手作業で検索、またGoogleを用いてインターネットでの検索も行った。

また、BSFT分野の研究者との情報交換を継続して行った。

検索では、言語と研究の発表年に制限をかけなかった。


選択基準:

以下の適格基準に合致した試験を本レビューの対象とした。

・非オピオイド薬の使用によって試験に登録された11~21歳の若年患者を対象に、外来患者向けのマニュアルに基づいたBSFT治療に関する試験

・実験研究、準無作為化試験、非無作為化比較試験のデザインを用いた試験。

・以下の適格な評価項目のうち最低でも1つの項目について報告した試験。
適格な評価項目:薬物使用の頻度、家族機能、学業または仕事への取り組み、治療の継続、リスクのある行動または他のすべての有害作用。

・精神障害の治療だけに焦点を合わせていない試験。

・主な介入としてBSFTを実施している試験。


データ収集と解析:

文献検索によって、計2100本の文献が得られた。そのうち58件の試験が関連するとみなされたため、適格かどうかの審査を行った。

6本の論文からデータを抽出した。そのうち2本は、治療の効果に焦点を合わせていなかったため、後に除外した。

3つの独自な試験について報告した4本の論文を最終的なレビューに含めた。

メタ解析を用いて、薬物使用の抑制、家族機能、治療の継続に対するBSFTの効果を、対象とした試験における通常治療(TAU:Treatment as Usual)と比較検討した。これら試験のTAUには幅広い病態と介入が含まれていた。


結果:

本レビューの結果の解釈は、利用可能なデータが非常に少なく、したがってBSFTの効果を検出する統計学的検出力が低かったことを踏まえて、慎重になるべきである。

薬物使用の抑制では、BSFTが、地域治療プログラム、集団療法、最小限の接触(minimum contact)などの対照よりも、治療終了時の薬物使用の頻度に効果があるというエビデンスは得られなかった。3件の試験(520人の被験者)に基づくと、ランダム効果モデルによる標準化平均差は、-0.04(95%信頼区間[CI]:-0.25~0.34)であった。

家族機能では、BSFTが、対照とした介入よりも、治療終了時の家族機能に効果があるというエビデンスは認められなかった。

3件の試験(568人の被験者)に基づくと、両親の報告による家族機能の標準化平均差は、0.06(95%CI:-0.13~0.25)だった(ランダム効果モデルによる)。2件の試験(416人の被験者)に基づくと、若者自身の報告による家族機能の標準化平均差は0.16(95%CI:-0.19~0.51)だった(ランダム効果モデルによる)。

治療の継続では、BSFTは、若年の薬物使用者において、対照とした介入よりも治療の継続を改善する可能性があるというエビデンスが認められた。2件の試験(606人の被験者)に基づくと、ランダム効果モデルによる標準化平均差は、0.55(95%CI:0.39~0.76)だった。

メタ解析は、リスク行動のアウトカムには適していない。それは、各試験で用いられるリスク行動の測定方法に違いがあるためである。

Horigianら(2010)の報告では、リスク行動への有意な効果は認められなかった。

Santistebanら(2003)は、RBPCの社会化された攻撃性(socialized aggression)尺度を用いて、BSFT介入群の若者で、仲間に基づく非行(peer-based delinquency)が大きく減少することを報告している。治療終了時のランダム効果モデルによる標準化平均差は、-0.27(95%CI:-0.72~0.18)だった。

有害作用について報告しているのはHorigianら(2010)のみである。この試験の若者の50%以上で、試験中にリスク行動または他の有害イベントが認められた。

最も多く見られたイベントは、逮捕だった。次に停学または中退、そして家出だった。

しかし、BSFTと対照群のイベントの分布には、BSFTと対照条件との間で明白な違いは示されなかった。

学業または仕事への取り組みという評価項目について報告した試験はなかった。

本レビューの対象とした試験では、方法論的な厳密さと報告の適切さが全体的に不十分だったため、薬物を使用する若者に対するBSFTの効果の評価は信頼性が高いとみなすことはできない。

本レビューの対象とした試験3件のうち2件では、バイアスのリスクを評価するために必要とされる中心的な問題に関する情報(群の割付けの順番の作成法、割付けの秘匿、アウトカムに関するデータの完全性など)の報告が不十分だった。

方法論でのこれらの欠点によって、2件の試験の妥当性に関しては疑問を持たざるを得ない。

それに応じて、結果のどんな解釈に関しても注意を払うべきである。

本レビューの対象とした試験は少数であったため、薬物使用を抑制する効果に影響を与える可能性のある要因を評価することはできなかった。


著者の結論

若者の非オピオイド薬使用に対するBSFTの効果に関しては、結論を下せるような確固たる十分なエビデンスは得られなかった。

さらなる研究が必要であるが、現時点では、他の治療法と比較して、非オピオイド薬の若年使用者で、BSFT治療によって薬物使用が抑制、または家族機能が改善するというエビデンスは得られていない。

本レビューの結果は一貫していなかった。

BSFTは、地域治療プログラム、集団療法または最小限の接触(minimum contact)という対照よりも、薬物使用の頻度および家族機能に対して効果が高いとも低いとも言えず、その一方で、治療の継続では、対照とした介入よりも、良好な効果が認められた。また、長期の治療の継続は、薬物使用の治療による良好なアウトカムの一貫した予測因子として同定されている。

本レビューの対象とした試験の追跡期間の長さが、有意な変化を検出するには不十分だった可能性は残るが、今回認められたエビデンスには、試験の件数と質の両者において限界があることを留意する必要がある。

今回の系統的レビューの目的は、非オピオイド薬を使用する若者において、薬物使用の抑制へのBSFTの効果について明らかになっていることを調査することであった。

現在利用可能な情報には、実際のアウトカムと影響に関する結論を導き出すために必要な根拠が十分提示されていない。

したがって、BSFTの効果に関する結論は実質的に下すことができない。また、本レビューで検討したBSFTという治療アプローチを支持することも、却下することもできない。

この領域で、適切に計画された無作為化比較試験を実施する必要がある。

今後の試験では、その結果を明確に報告し、治療中止後の効果を追跡できるよう長期的な追跡調査を行うべきである。


Posted on 2014/04/15 Tue. 21:21 [edit]

category: Campbell Library

tag: 青年  薬物  家族療法 
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小児と青年の抑うつの再発に有効な治療法とは?  


Cochrane Libraryの系統的レビューの結果から(2012年11月14日発表)

小児と青年におけるうつ病性障害の再燃と再発の予防的介入

Interventions for preventing relapse and recurrence of a depressive disorder in children and adolescents

Georgina R Cox, et al.

原文はこちら


背景:

うつ病性障害は、小児期または青年期に発症することが多い。

急性期のうつ病性障害への効果的な治療を支持するエビデンスの数は増加しているが、症状の寛解または回復に達した患者の抑うつ症状の再燃または再発を予防する治療に関してはほとんど分かっていない。

目的:

小児と青年において、うつ病性障害の再燃または再発を予防するための心理学的および薬理学的介入を含めた、早期介入の有効性を評価すること。

検索方法:

Cochrane Depression, Anxiety and Neurosis Review Group's Specialised Register (CCDANCTR)(2011年6月1日まで)を検索した。

CCDANCTRには、Cochrane Library(全期間)、EMBASE(1974年~現在)、MEDLINE(1950年~現在)、PsycINFO(1967年~現在)から関連する無作為化比較試験の報告が登録されている。

さらに、対象としたすべての試験および総説の参考文献を手作業で検索した。

選択基準:

小児および青年において、大うつ病性障害(MDD)または気分変調性障害(DD)のエピソードの再燃または再発を予防する目的で、心理学的介入または薬理学的介入を用いた無作為化比較試験を対象とした。

妥当性が検証され、標準化されている評価ツールを用いて、DSMまたはICDの基準に従ってMDDまたはDDの診断が下されている患者を対象とした。

データ収集と解析:

2名の著者が独立して、レビューに含める試験すべてを評価し、試験と評価項目のデータを抽出、試験の質を評価した。

評価項目の結果が二値変数の場合はオッズ比で、連続変数の場合は平均の差または標準化平均差で示した。

メタ解析のランダム効果モデルを用いて結果を統合し、95%信頼区間を示した。

レビューの対象とした試験の筆頭著者と連絡をとり、可能であれば、さらにデータを求めた。

主な結果:

9件の試験と882人の被験者をレビューの対象とした。

5件の試験では、評価項目の評価者が被験者の介入条件について盲検化されていたが、それ以外の試験では、この点に関して不明だった。

試験の大半では、介入条件に関して被験者を盲検化していなかったか、あるいは盲検化していたかどうかが不明だった。

また、割付けの隠蔽化に関しても試験の大半で不明だった。

すべての試験は、外来患者の被験者を治療したものであったが、試験で採用されたデザインは様々だった。そのため結果の一般化可能性には限界がある。

抗うつ薬とプラセボを比較した3件の試験では、再発予防期間中の抗うつ薬の再燃・再発率(40.9%)は、プラセボ(66.6%)よりも低いことが示された(オッズ比[OR]:0.34、95%信頼区間[CI]:0.18~0.64、P=0.02)。

心理療法+薬物治療の併用療法と薬物療法のみを比較した1件の試験では、薬物療法を上回る効果が併用療法に認められたが、この結果は統計学的な有意性に達していなかった(OR:0.26、95%CI:0.06~1.15)。

抗うつ薬に関する試験のほとんどでは、自殺に関連する行動を含む有害事象が報告された。

しかし、十分なデータがなかったために、どの治療法の有害事象のプロフィールが最も望ましいのかは明らかにならなかった。


著者らの結論

現在のところ、小児と青年の抑うつエピソードの再燃または再発の予防に、どのタイプの治療アプローチが最も効果的かということに関して結論が下せるようなエビデンスはほとんどない。

少数の試験で、抗うつ薬により将来の再燃-再発の可能性が低下することが見いだされたが、試験のデザインにかなりの相違が認められ、これにより試験全体でのアウトカムの比較が困難であった。

心理療法に関する一部の試験は有望であるが、現時点では、心理療法についてさらに検討するために、症例数を増やして試験を実施する必要がある。


一般向けの要約

小児と青年において抑うつの再発を予防するための治療

うつ病性障害と診断された小児と青年には、抑うつ症状の再燃または再発が認められることが多い。

小児または青年が最初に抑うつエピソードから寛解または回復に至った後、再発の予防にどの治療アプローチが最も効果的かということに関してはほとんど分かっていない。

このレビューでは、小児および青年において、うつ病性障害の再燃または再発を予防するための心理的、社会的および薬理学的介入を含めた早期介入の有効性を検討することを目的とした。

このレビューでは、小児および青年を対象として、将来の抑うつエピソードのリスク低下における抗うつ薬と心理療法の有効性を評価した9件の試験を対象とした。

これらの試験はその質と方法論的なデザインという点で違いがあったため、その結果から結論を導き出すには限界があった。

まとめると、このレビューでは、小児と青年が抑うつエピソードを再発する可能性は、プラセボよりも抗うつ薬の方が低いことが見いだされた。

心理療法も、将来の抑うつエピソードを予防する治療として有望と思われるが、試験の質とデザインに関して上述したような問題があり、またこのレビューの対象とした試験が少数であったことを踏まえると、現時点で心理療法がどのくらい効果的なのかということについては不明である。

Posted on 2014/03/09 Sun. 01:38 [edit]

category: うつ_Cochrane Library

tag: うつ  小児  青年  再発 
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エクササイズは小児と青年の不安・抑うつに効果的か?  


Cochrane Libraryの系統的レビューの結果から(2006年7月19日発表)

小児と青年での不安および抑うつの予防と治療におけるエクササイズ

Exercise in prevention and treatment of anxiety and depression among children and young people

Lillebeth Larun, et al.

原文はこちら


背景:

抑うつと不安は、小児と青年でよく見られる心理的な問題である。

最も多く行われる治療は、心理学的な治療(例えば心理療法)、心理社会的な治療(例えば認知行動療法)、生物学的な治療(例えばSSRIまたは三環系薬剤)である。

治療的介入は多岐にわたり、そのために臨床効果と副作用に関して疑問が生じている。

エクササイズはコストが低く、たとえあったとしても、副作用は少ない。

目的:

20歳以下の小児と青年での不安または抑うつの軽減、予防におけるエクササイズによる介入の効果を評価。

検索方法:

2005年8月までのCochrane Controlled Trials Register(利用可能な最新の試験)、MEDLINE、EMBASE、CINAHL、PsycINFO、ERIC、Sportdiscusを検索した。

選択基準:

20歳以下の小児と青年において、抑うつと不安を評価項目とした、負荷の高いエクササイズによる介入に関する無作為化試験。

データ収集と解析:

2名の著者が独立して解析に含める試験を選択し、方法論的な質を評価して、データを抽出した。

試験を統合し、メタ解析を用いた。

報告されたデータを統計学的に統合できなかった場合は、ナラティブ統合(narrative synthesis)を行った。

主な結果:

16件の試験、計1191人の11~19歳の被験者を対象とした。

11件の試験で、小児の一般集団を対象として、負荷の高いエクササイズと無介入が比較されていた。

不安得点を報告した6件の試験では、エクササイズ群の効果は有意ではなかった(標準化平均差[SMD][ランダム効果モデルによる]:-0.48、95%信頼区間[CI]:-0.97~0.01)。

抑うつ得点を報告した5件の研究では、エクササイズ群の効果を支持する統計学的な有意差が認められた(SMD[ランダム効果モデルによる]:-0.66、95%CI:-1.25~-0.08)。

しかし、すべての試験は全体的に方法論的な面で質が低く、対象集団、介入、用いられた測定方法に関して異質性が高かった。

治療中の小児を対象とした1件の小規模な試験では、抑うつ得点で対照群の効果を支持するような統計学的な有意差は認められなかった(SMD[固定効果モデルによる]:0.78、95%CI:-0.47~2.04)。

治療中の小児の不安得点を報告した試験はなかった。

小児の一般集団を対象とし、負荷の高いエクササイズと軽度のエクササイズを比較した5件の試験では、抑うつ得点と不安得点に統計学的な有意差は認められなかった。

3件の試験では、不安得点が報告されていた(SMD[固定効果モデルによる]:-0.14、95%CI:-0.41~0.13)。

2件の試験では、抑うつ得点が報告されていた(SMD[固定効果モデル]:-0.15、95%CI:-0.44~0.14)。

治療中の小児を対象とした2件の小規模の試験では、抑うつ得点に差は見られなかった(SMD[固定効果モデル]:-0.31、95%CI:-0.78~0.16)。

治療中の小児で不安得点を報告した試験はなかった。

小児の一般集団を対象として、エクササイズと心理社会的介入を比較した4件の試験では、抑うつ得点と不安得点に統計学的な有意差は認められなかった。

2件の試験で不安得点が報告された(SMD[固定効果モデルによる]:-0.13、95%CI:-0.43~0.17)。

2件の試験で抑うつ得点が報告された(SMD[固定効果モデルによる]:0.10、95%CI:-0.21~0.41)。

治療中の小児を対象とした1件の試験では、抑うつ得点に差は認められなかった(SMD[固定効果モデルによる]:-0.31、95%CI:-0.97~0.35)。

治療中の小児で不安得点を報告した試験はなかった。

著者の結論:

小児と青年の一般集団において、エクササイズには抑うつ得点と不安得点を低下させる効果があるように思われるが、その効果は小さく、また解析対象とした試験が少数であること、被験者、介入、測定方法が臨床的に多様であることから、結論を導き出すには限界がある。

エクササイズの負荷が高いか低いかには大差がない。

不安および抑うつで治療中の小児におけるエクササイズの効果は、エビデンスの基盤が不十分なために不明である。


一般向けの要約

小児と青年での不安および抑うつの予防と治療におけるエクササイズ

エクササイズは、抑うつと不安の予防および治療の積極的な戦略として奨励されている。

今回のレビューでは、試験データが乏しく、また主に大学生を対象に試験が実施されていることが見いだされた。

健常な小児を対象とした6件の小規模な試験では、無介入よりもエクササイズの方が不安得点を低下させることが示された。

5件の小規模な試験では、無介入よりもエクササイズの方が抑うつ得点を低下させることが示された。

治療中の小児を対象とした研究基盤は不十分であり、抑うつでエクササイズの効果を検討した試験は小規模で、3件しか実施されていなかった。

Posted on 2014/02/19 Wed. 19:23 [edit]

category: うつ_Cochrane Library

tag: うつ  不安  身体活動  小児  青年 
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性的虐待を受けた小児と青年に対する精神分析療法は有効か?  

Campbell Libraryの系統的レビューの結果から(2013年11月4日発表)

性的虐待を受けた小児と青年に対する精神分析的/精神力動的心理療法:系統的レビュー

Psychoanalytic/Psychodynamic Psychotherapy for Children and Adolescents Who Have Been Sexually Abused: A Systematic Review

Ben Parker, William Turner

原文はこちら


背景:

小児と青年に対する性的虐待は、世界的に深刻な問題であり、被害者に心理的、社会的、身体的に好ましくない影響をもたらす。

こういった影響は、性的虐待の直後に認められる場合が多いが、後年、成人期になってから現れる場合もある。

性的虐待を受けた小児と青年を援助するための介入は数多くあるが、精神分析的/精神力動的心理療法が長年にわたって慣習的に性的虐待の被害者に対して行われてきた。

本レビューでは、精神分析的/精神力動的心理療法が、特に性的虐待を受けた小児と青年に有効であるというエビデンスを見いだすことを目的とした。

目的:

性的虐待を受けた小児と青年に対する精神分析的/精神力動的心理療法の有効性の評価。

検索方法:

2013年5月に以下のデータベースを検索した。
CENTRAL、Ovid MEDLINE、Embase、PsycINFO、CINAHL、Sociological Abstracts、Social Science Citation Index、Conference Proceedings Citation Index - Social Science and Humanities、LILACS、WorldCat。

また、3つの試験登録を検索し、関連する研究論文の参考文献リストを確認、著名な専門家と連絡をとった。

選択基準:

介入前のいかなる時期でも性的虐待を受けたことのある18歳までの小児と青年を対象に、精神分析的/精神力動的心理療法と通常治療または無治療/待機リストの対照群と比較した無作為化試験および準無作為化試験。

データ収集と解析:

レビュー担当者(Ben ParkerとWilliam Turner)が独立して検索結果を審査し、適格基準に合致した研究を同定した。

結果:

本レビューの選択基準を満たした研究は同定されなかった。

著者らの結論:

性的虐待を受けた小児と青年を対象に、精神分析的/精神力動的心理療法と通常治療、無治療または待機リストの対照群と比較した無作為化試験および準無作為化試験はなかった。

それゆえ、この集団における精神分析的/精神力動的心理療法の有効性に関しては、どのような結論も導き出すことはできない。

この欠落は重大である。またこの欠落は、この集団における精神分析的/精神力動的心理療法の有効性に関して、さらに研究を行う必要性を強調するものである。

このような研究は、理想的には、方法論的に質の高い、大規模な無作為化比較試験の形式で行われるべきである。

このような研究が実施されない場合、このテーマに関する将来の系統的レビューでは、重要な研究を見落すのを避けるために、無作為化比較試験以外のより質の低いエビデンスを含めることを検討する必要が出てくるだろう。

Posted on 2014/02/12 Wed. 16:51 [edit]

category: Campbell Library

tag: 性的虐待  精神分析  小児  青年 
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