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遺伝に関するヘルスリテラシー測定尺度のスペイン語版の妥当性検証  

Health Psychology誌(2015年2月)から

遺伝に関するヘルスリテラシー・スクリーニング・ツールのスペイン語への翻訳と妥当性の検証

Translation and validation of a Spanish-language genetic health literacy screening tool.

Rodriguez SA, et al.

Health Psychology, Vol 34(2), Feb 2015, 120-129.

原文はこちら

目的:

不十分なリテラシーと医療サービスの利用不足は、マイノリティの医療格差と関連しており、これは特にラテンアメリカ系の住民集団にとって重要と思われる。

遺伝学の重要性の高まりを踏まえると、遺伝に関するヘルスリテラシーをアセスメントすることによって、この社会的に弱い立場にある集団へのサービス向上に今後の努力が向けられる可能性がある。

本研究では、遺伝に関するヘルスリテラシー測定尺度をスペイン語に翻訳し、その妥当性を検証することによって、この領域に貢献することを目的とした。

方法:

本研究は、面接者の評定による質問票の実施を含む横断的研究であった。

被験者は、18~75歳で、第一言語がスペイン語と自己報告したメリーランド州のラテンアメリカ系住民を適格とし、便宜的サンプリングによって募集した。

遺伝に関するヘルスリテラシー測定尺度の構成要素は、既存の英語版の測定尺度[Rapid Estimate of Adult Literacy in Genetics (REAL-G)(Erby, Roter, Larson, & Cho, 2008)およびGenetic Literacy and Comprehension(Hooker et al. 2014)]から作成した。

既存のスペイン語による全般的なヘルスリテラシー測定尺度[SAHLSA(Lee, Bender, Ruiz, & Cho, 2006)]を用いて、予備的な併存的妥当性を確認した。

結果:

116名が質問票に回答した。

スペイン語版のREAL-G(REAL-G-Sp)とSAHLSAの相関は高かった(ピアソンのr=0.77、p<0.01)。

59点(62点のうち)をカットオフ・スコアとしたところ、遺伝に関するヘルスリテラシーの高い集団と低い集団が、86%の感度と71%の特異度で識別され、参加者の28%は遺伝に関するヘルスリテラシーが不十分と同定された。

結論:

REAL-G-Spには、メリーランド州のラテンアメリカ系住民集団において、既存のヘルスリテラシー測定尺度との予備的な併存的妥当性が認められた。

情報がスペイン語で提供された場合ですら、この集団のかなりの割合が遺伝に関するヘルスリテラシーが不十分であると予測される。

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Posted on 2015/02/19 Thu. 17:08 [edit]

category: 2015年2月号_Health Psychology誌

tag: 遺伝情報  ヘルスリテラシー 
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遺伝カウンセラーの暗黙の人種的偏見がクライアントとの否定的なコミュニケーションと関連  

Health Psychology誌(2015年2月)から

遺伝カウンセラーの人種に対する暗黙の態度とコミュニケーションの関係。

Genetic counselors’ implicit racial attitudes and their relationship to communication.

Schaa KL, et al.

Health Psychology, Vol 34(2), Feb 2015, 111-119.

原文はこちら

目的:

人種に対する暗黙の態度は、対人的な相互作用を方向づけ、医療の格差の一因となると思われる。

本研究では、模擬的な遺伝カウンセリングの面接において、遺伝カウンセラーの人種に対する暗黙の態度とコミュニケーションの関係を検討した。

方法:

遺伝カウンセラーの全国代表標本を対象に、Race Implicit Association Test(IAT; Greenwald, McGhee, & Schwartz, 1998; Cooper et al., 2012)を含むウェブ・ベースの調査を実施した。

これらカウンセラーのサブ集団(67名)は、初期段階の研究に参加し、黒人、ヒスパニック系、非ヒスパニック系白人のSC(模擬クライアント)との出生前リスクまたは癌リスクに関するカウンセリングを行った。その面接はビデオに録画された。

カウンセラーのIATスコアと面接中のコミュニケーションとの関連性を頑健な回帰モデルを用いて検証した。

結果:

遺伝カウンセラーは、中等度から強度の白人びいきの偏見をもっていることがRace IATスコアで示された(M=0.41、SD=0.35)。

白人びいきの偏見が強いカウンセラーは、マイノリティの人種のSCと面接する場合、肯定的な感情を示すことが少ないと評価され(p<0.05)、情緒的に反応するコミュニケーションを行うことが少ない傾向が見られた(p<0.10)。

白人SCとのカウンセリングでは、白人びいきの偏見は、面接中の言語的優位性の低さ(lower levels of verbal dominance)と関連していた(p<0.10)。

カウンセラーの白人びいきの偏見が強いほど、白人SCはカウンセラーの非言語的な効果を肯定的に評価していた。

結論:

暗黙の人種的偏見は、マイノリティの人種のクライアントとの面接において、コミュニケーションの否定的な指標と関連しており、遺伝的な援助に関連する治療プロセスでは人種間の格差の一因となるだろう。

Posted on 2015/02/19 Thu. 00:03 [edit]

category: 2015年2月号_Health Psychology誌

tag: 遺伝情報  遺伝カウンセリング  コミュニケーション 
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遺伝的なリスク情報に対する個人の反応は人種/民族やヘルスリテラシーの高さに影響される  

Health Psychology誌(2015年2月)から

遺伝的なリスク情報に対する人種および民族集団とヘルスリテラシーの影響

Effects of racial and ethnic group and health literacy on responses to genomic risk information in a medically underserved population.

Kaphingst KA, et al.

Health Psychology, Vol 34(2), Feb 2015, 101-110.

原文はこちら

目的:

個人が一般的な慢性疾患の遺伝的なリスク情報にどのように反応するかについて検討した研究はほとんどない。

今回の無作為化した研究では、医療サービスが十分に行き届いていない集団で、遺伝情報のタイプ(遺伝子検査/家族歴)、疾患のタイプ(糖尿病/心疾患)、人種/民族によって反応に違いが見られるか検討した。

方法:

1,057名の英語が話せる成人を対象に、4つのエピソードのうち1つを題材にした調査を行った(2×2の無作為化デザイン)。

従属変数は、遺伝子検査の受診に対する関心、医師または家族と話し合うことに対する関心、健康上の習慣を変えることへの関心とし、実験条件および人種/民族によって生じる従属変数の差をカイ2乗検定と多変量回帰分析を用いて検討した。

結果:

遺伝情報または疾患のタイプによって従属変数に有意差は認められなかった。

多変量モデルでは、ヒスパニック系の個人は、白人よりも遺伝子検査の受診に関心を抱いていた(OR=1.93、p<0.0001)。

ヘルスリテラシーの高い個人よりも、中等度または低い個人の方が遺伝子検査の受診に高い関心を持っていた。(中等度の個人のOR=1.54、p=0.005)(低い個人のOR=1.85、p=0.009)。

黒人とヒスパニック系は、白人よりも家族と話し合うことに高い関心を持っていた(黒人のOR=1.78、p=0.001)(ヒスパニック系のOR=1.85、p=0.001)。

非ヒスパニック系の黒人は、白人よりも遺伝情報について医師と話し合うことに高い関心を持っていた(OR=1.45、p=0.04)。

黒人とヒスパニック系は、白人よりも健康上の習慣を変えることへの関心が低かった(黒人:β=-0.41、p<0.001)(ヒスパニック系:β=-0.25、p=0.033)。

ヘルスリテラシーと被験者が変えようと思った健康上の習慣の個数との間には負の関連が認められた。

結論:

本研究の結果から、人種/民族が遺伝的なリスク情報に対する反応に影響を及ぼすことが示唆された。

さらなる研究によって、このような情報の認知的な表現が人種/民族集団によってどのように異なるかを検討できるだろう。

またヘルスリテラシーは、遺伝情報の提供方法を向上させる際に考慮すべき重要なものである。


Posted on 2015/02/18 Wed. 20:13 [edit]

category: 2015年2月号_Health Psychology誌

tag: 遺伝情報  ヘルスリテラシー 
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