スポンサーサイト  

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Posted on --/--/-- --. --:-- [edit]

category: スポンサー広告

tb: --   cm: --

元小児癌患者に対する心理学的介入の有効性  

Health Psychology誌(2015年2月)から

元小児癌患者に対する心理社会的介入、ヘルス・プロモーションおよび神経認知的介入:系統的レビュー

Psychosocial, health-promotion, and neurocognitive interventions for survivors of childhood cancer: A systematic review.
Brier MJ, et al.

Health Psychology, Vol 34(2), Feb 2015, 130-148.

原文はこちら

目的:

元小児癌患者は、治療終了後も多くの医学的および心理社会的な脆弱性に対処する必要がある。

これら元患者での有害な転帰を抑制または予防するための介入が発展してきている。

この系統的レビューでは、元小児癌患者に対する心理社会的介入、保健行動への介入、神経認知的介入の有効性についてまとめる。

方法:

複数のデータベースによって、1970年1月~2013年6月までに発表された研究を検索した。

2名の評価者が、Effective Public Health Practice Projectの質的アセスメント・ツールを用いて、研究の方法論的な質をコード化した。

結果:

24個の介入が同定された(心理社会的介入が7個、保健行動への介入が10個、神経認知的介入が7個)。

11件が対照試験で、そのうち中等度から大きな効果量に達していたのは7件であった。

(元患者の介入への)同意率で示した元患者の関心は、通院などの移動を必要としない介入で高かった。

結論:

介入の提供方法は従来のカウンセリングからコンピュータによるものまで様々であったが、それらの介入には中等度から高い有効性と利点の再現性が認められた。

元患者は、成人向けの保健医療への移行と学校への復学に関連するニーズをもっているが、既存の介入はこのニーズに取り組んでいなかった。

また、本レビューにより、幼児期中期と青年期後期の元患者では保健行動への介入が行われていないことが明らかにされた。

さらなる検証のために、費用対効果に優れ、利用者の負担を減らす介入形式が優先されるべきである。

介入の範囲や魅力を広げるために、携帯電話のソフトウェア・アプリケーションなど他の提供方法が評価されるべきである。

スポンサーサイト

Posted on 2015/02/20 Fri. 00:22 [edit]

category: 2015年2月号_Health Psychology誌

tag:   小児  心理学的介入 
tb: 0   cm: 0

小児ではストレスが不健康な生活習慣の原因に  

Health Psychology誌(2015年1月)から

小児のストレスと生活習慣の長期的な関連

Longitudinal association between child stress and lifestyle

Michels N, et al.

Health Psychology, Vol 34(1), Jan 2015, 40-50.

原文はこちら


目的:
心理社会的ストレスは不健康な生活習慣と関連しているが、その関連の方向性に関しては不明なままである。

ストレスが、睡眠障害、やけ食い、身体活動の低下を引き起こすのだろうか? それとも、こういった不健康な生活習慣という要因がストレスを高めるのだろうか?

本研究では、小児を対象として、ストレスと生活習慣の関連を双方向で検討した。

方法:

5~12歳のベルギーの小児312名を対象として、ストレスと生活習慣の関連を2年間にわたって検討した。

本研究は、Children's Body Composition and Stress研究の一環として実施された。

ストレスに関連する側面は、ネガティブな出来事、ネガティブな情動、行動上の問題に関する質問票で測定した。

生活習慣の要因については以下の点を評価した。身体活動(加速度計により測定)、睡眠時間、食事(甘い食物、脂肪過多の食物、スナック、フルーツと野菜)、摂食行動(情動的摂食、外発的摂食、抑制的摂食)。

関連の双方向性に関してはcross-lagged analysisで検討した。

結果:

いくつかのストレスの側面が、身体活動、甘い食物の摂取、情動的摂食、抑制的摂食、外発的摂食を増加させていた(β=0.140~0.319)。

すべての関連は性別と年齢によって調整されていた。食事の影響は、主に最も年齢の高い小児と女児で認められた。

ストレスは、最も年齢の低い小児では身体活動を増加させていたが、最も年齢の高い小児では、身体活動を低下させている傾向が見られた。

逆方向の影響が認められたのは1つのみで、不健康な摂食行動が不安感情を高めていた。

結論:

関連は主に一方向性であり、ストレスが小児の生活習慣に影響を与えていた。

ストレスは、空腹感とは無関係の摂食を引き起こし、これが過体重を促進する可能性がある。

したがって、ストレスが小児の食生活に影響を与える可能性があること、そして問題を解決するコーピング・スキルを習得する必要があることを保護者は認識すべきである。

最近の報告とは対照的に、最も年齢の低い小児では、ストレスが身体活動を促進している可能性がある。これはポジティブなストレス・コーピング・スタイルと考えられる。

Posted on 2015/01/28 Wed. 21:00 [edit]

category: 2015年1月号_Health Psychology誌

tag: 小児  ストレス  生活習慣 
tb: 0   cm: 0

小児と青年の抑うつの再発に有効な治療法とは?  


Cochrane Libraryの系統的レビューの結果から(2012年11月14日発表)

小児と青年におけるうつ病性障害の再燃と再発の予防的介入

Interventions for preventing relapse and recurrence of a depressive disorder in children and adolescents

Georgina R Cox, et al.

原文はこちら


背景:

うつ病性障害は、小児期または青年期に発症することが多い。

急性期のうつ病性障害への効果的な治療を支持するエビデンスの数は増加しているが、症状の寛解または回復に達した患者の抑うつ症状の再燃または再発を予防する治療に関してはほとんど分かっていない。

目的:

小児と青年において、うつ病性障害の再燃または再発を予防するための心理学的および薬理学的介入を含めた、早期介入の有効性を評価すること。

検索方法:

Cochrane Depression, Anxiety and Neurosis Review Group's Specialised Register (CCDANCTR)(2011年6月1日まで)を検索した。

CCDANCTRには、Cochrane Library(全期間)、EMBASE(1974年~現在)、MEDLINE(1950年~現在)、PsycINFO(1967年~現在)から関連する無作為化比較試験の報告が登録されている。

さらに、対象としたすべての試験および総説の参考文献を手作業で検索した。

選択基準:

小児および青年において、大うつ病性障害(MDD)または気分変調性障害(DD)のエピソードの再燃または再発を予防する目的で、心理学的介入または薬理学的介入を用いた無作為化比較試験を対象とした。

妥当性が検証され、標準化されている評価ツールを用いて、DSMまたはICDの基準に従ってMDDまたはDDの診断が下されている患者を対象とした。

データ収集と解析:

2名の著者が独立して、レビューに含める試験すべてを評価し、試験と評価項目のデータを抽出、試験の質を評価した。

評価項目の結果が二値変数の場合はオッズ比で、連続変数の場合は平均の差または標準化平均差で示した。

メタ解析のランダム効果モデルを用いて結果を統合し、95%信頼区間を示した。

レビューの対象とした試験の筆頭著者と連絡をとり、可能であれば、さらにデータを求めた。

主な結果:

9件の試験と882人の被験者をレビューの対象とした。

5件の試験では、評価項目の評価者が被験者の介入条件について盲検化されていたが、それ以外の試験では、この点に関して不明だった。

試験の大半では、介入条件に関して被験者を盲検化していなかったか、あるいは盲検化していたかどうかが不明だった。

また、割付けの隠蔽化に関しても試験の大半で不明だった。

すべての試験は、外来患者の被験者を治療したものであったが、試験で採用されたデザインは様々だった。そのため結果の一般化可能性には限界がある。

抗うつ薬とプラセボを比較した3件の試験では、再発予防期間中の抗うつ薬の再燃・再発率(40.9%)は、プラセボ(66.6%)よりも低いことが示された(オッズ比[OR]:0.34、95%信頼区間[CI]:0.18~0.64、P=0.02)。

心理療法+薬物治療の併用療法と薬物療法のみを比較した1件の試験では、薬物療法を上回る効果が併用療法に認められたが、この結果は統計学的な有意性に達していなかった(OR:0.26、95%CI:0.06~1.15)。

抗うつ薬に関する試験のほとんどでは、自殺に関連する行動を含む有害事象が報告された。

しかし、十分なデータがなかったために、どの治療法の有害事象のプロフィールが最も望ましいのかは明らかにならなかった。


著者らの結論

現在のところ、小児と青年の抑うつエピソードの再燃または再発の予防に、どのタイプの治療アプローチが最も効果的かということに関して結論が下せるようなエビデンスはほとんどない。

少数の試験で、抗うつ薬により将来の再燃-再発の可能性が低下することが見いだされたが、試験のデザインにかなりの相違が認められ、これにより試験全体でのアウトカムの比較が困難であった。

心理療法に関する一部の試験は有望であるが、現時点では、心理療法についてさらに検討するために、症例数を増やして試験を実施する必要がある。


一般向けの要約

小児と青年において抑うつの再発を予防するための治療

うつ病性障害と診断された小児と青年には、抑うつ症状の再燃または再発が認められることが多い。

小児または青年が最初に抑うつエピソードから寛解または回復に至った後、再発の予防にどの治療アプローチが最も効果的かということに関してはほとんど分かっていない。

このレビューでは、小児および青年において、うつ病性障害の再燃または再発を予防するための心理的、社会的および薬理学的介入を含めた早期介入の有効性を検討することを目的とした。

このレビューでは、小児および青年を対象として、将来の抑うつエピソードのリスク低下における抗うつ薬と心理療法の有効性を評価した9件の試験を対象とした。

これらの試験はその質と方法論的なデザインという点で違いがあったため、その結果から結論を導き出すには限界があった。

まとめると、このレビューでは、小児と青年が抑うつエピソードを再発する可能性は、プラセボよりも抗うつ薬の方が低いことが見いだされた。

心理療法も、将来の抑うつエピソードを予防する治療として有望と思われるが、試験の質とデザインに関して上述したような問題があり、またこのレビューの対象とした試験が少数であったことを踏まえると、現時点で心理療法がどのくらい効果的なのかということについては不明である。

Posted on 2014/03/09 Sun. 01:38 [edit]

category: うつ_Cochrane Library

tag: うつ  小児  青年  再発 
tb: 0   cm: 0

エクササイズは小児と青年の不安・抑うつに効果的か?  


Cochrane Libraryの系統的レビューの結果から(2006年7月19日発表)

小児と青年での不安および抑うつの予防と治療におけるエクササイズ

Exercise in prevention and treatment of anxiety and depression among children and young people

Lillebeth Larun, et al.

原文はこちら


背景:

抑うつと不安は、小児と青年でよく見られる心理的な問題である。

最も多く行われる治療は、心理学的な治療(例えば心理療法)、心理社会的な治療(例えば認知行動療法)、生物学的な治療(例えばSSRIまたは三環系薬剤)である。

治療的介入は多岐にわたり、そのために臨床効果と副作用に関して疑問が生じている。

エクササイズはコストが低く、たとえあったとしても、副作用は少ない。

目的:

20歳以下の小児と青年での不安または抑うつの軽減、予防におけるエクササイズによる介入の効果を評価。

検索方法:

2005年8月までのCochrane Controlled Trials Register(利用可能な最新の試験)、MEDLINE、EMBASE、CINAHL、PsycINFO、ERIC、Sportdiscusを検索した。

選択基準:

20歳以下の小児と青年において、抑うつと不安を評価項目とした、負荷の高いエクササイズによる介入に関する無作為化試験。

データ収集と解析:

2名の著者が独立して解析に含める試験を選択し、方法論的な質を評価して、データを抽出した。

試験を統合し、メタ解析を用いた。

報告されたデータを統計学的に統合できなかった場合は、ナラティブ統合(narrative synthesis)を行った。

主な結果:

16件の試験、計1191人の11~19歳の被験者を対象とした。

11件の試験で、小児の一般集団を対象として、負荷の高いエクササイズと無介入が比較されていた。

不安得点を報告した6件の試験では、エクササイズ群の効果は有意ではなかった(標準化平均差[SMD][ランダム効果モデルによる]:-0.48、95%信頼区間[CI]:-0.97~0.01)。

抑うつ得点を報告した5件の研究では、エクササイズ群の効果を支持する統計学的な有意差が認められた(SMD[ランダム効果モデルによる]:-0.66、95%CI:-1.25~-0.08)。

しかし、すべての試験は全体的に方法論的な面で質が低く、対象集団、介入、用いられた測定方法に関して異質性が高かった。

治療中の小児を対象とした1件の小規模な試験では、抑うつ得点で対照群の効果を支持するような統計学的な有意差は認められなかった(SMD[固定効果モデルによる]:0.78、95%CI:-0.47~2.04)。

治療中の小児の不安得点を報告した試験はなかった。

小児の一般集団を対象とし、負荷の高いエクササイズと軽度のエクササイズを比較した5件の試験では、抑うつ得点と不安得点に統計学的な有意差は認められなかった。

3件の試験では、不安得点が報告されていた(SMD[固定効果モデルによる]:-0.14、95%CI:-0.41~0.13)。

2件の試験では、抑うつ得点が報告されていた(SMD[固定効果モデル]:-0.15、95%CI:-0.44~0.14)。

治療中の小児を対象とした2件の小規模の試験では、抑うつ得点に差は見られなかった(SMD[固定効果モデル]:-0.31、95%CI:-0.78~0.16)。

治療中の小児で不安得点を報告した試験はなかった。

小児の一般集団を対象として、エクササイズと心理社会的介入を比較した4件の試験では、抑うつ得点と不安得点に統計学的な有意差は認められなかった。

2件の試験で不安得点が報告された(SMD[固定効果モデルによる]:-0.13、95%CI:-0.43~0.17)。

2件の試験で抑うつ得点が報告された(SMD[固定効果モデルによる]:0.10、95%CI:-0.21~0.41)。

治療中の小児を対象とした1件の試験では、抑うつ得点に差は認められなかった(SMD[固定効果モデルによる]:-0.31、95%CI:-0.97~0.35)。

治療中の小児で不安得点を報告した試験はなかった。

著者の結論:

小児と青年の一般集団において、エクササイズには抑うつ得点と不安得点を低下させる効果があるように思われるが、その効果は小さく、また解析対象とした試験が少数であること、被験者、介入、測定方法が臨床的に多様であることから、結論を導き出すには限界がある。

エクササイズの負荷が高いか低いかには大差がない。

不安および抑うつで治療中の小児におけるエクササイズの効果は、エビデンスの基盤が不十分なために不明である。


一般向けの要約

小児と青年での不安および抑うつの予防と治療におけるエクササイズ

エクササイズは、抑うつと不安の予防および治療の積極的な戦略として奨励されている。

今回のレビューでは、試験データが乏しく、また主に大学生を対象に試験が実施されていることが見いだされた。

健常な小児を対象とした6件の小規模な試験では、無介入よりもエクササイズの方が不安得点を低下させることが示された。

5件の小規模な試験では、無介入よりもエクササイズの方が抑うつ得点を低下させることが示された。

治療中の小児を対象とした研究基盤は不十分であり、抑うつでエクササイズの効果を検討した試験は小規模で、3件しか実施されていなかった。

Posted on 2014/02/19 Wed. 19:23 [edit]

category: うつ_Cochrane Library

tag: うつ  不安  身体活動  小児  青年 
tb: 0   cm: 0

性的虐待を受けた小児と青年に対する精神分析療法は有効か?  

Campbell Libraryの系統的レビューの結果から(2013年11月4日発表)

性的虐待を受けた小児と青年に対する精神分析的/精神力動的心理療法:系統的レビュー

Psychoanalytic/Psychodynamic Psychotherapy for Children and Adolescents Who Have Been Sexually Abused: A Systematic Review

Ben Parker, William Turner

原文はこちら


背景:

小児と青年に対する性的虐待は、世界的に深刻な問題であり、被害者に心理的、社会的、身体的に好ましくない影響をもたらす。

こういった影響は、性的虐待の直後に認められる場合が多いが、後年、成人期になってから現れる場合もある。

性的虐待を受けた小児と青年を援助するための介入は数多くあるが、精神分析的/精神力動的心理療法が長年にわたって慣習的に性的虐待の被害者に対して行われてきた。

本レビューでは、精神分析的/精神力動的心理療法が、特に性的虐待を受けた小児と青年に有効であるというエビデンスを見いだすことを目的とした。

目的:

性的虐待を受けた小児と青年に対する精神分析的/精神力動的心理療法の有効性の評価。

検索方法:

2013年5月に以下のデータベースを検索した。
CENTRAL、Ovid MEDLINE、Embase、PsycINFO、CINAHL、Sociological Abstracts、Social Science Citation Index、Conference Proceedings Citation Index - Social Science and Humanities、LILACS、WorldCat。

また、3つの試験登録を検索し、関連する研究論文の参考文献リストを確認、著名な専門家と連絡をとった。

選択基準:

介入前のいかなる時期でも性的虐待を受けたことのある18歳までの小児と青年を対象に、精神分析的/精神力動的心理療法と通常治療または無治療/待機リストの対照群と比較した無作為化試験および準無作為化試験。

データ収集と解析:

レビュー担当者(Ben ParkerとWilliam Turner)が独立して検索結果を審査し、適格基準に合致した研究を同定した。

結果:

本レビューの選択基準を満たした研究は同定されなかった。

著者らの結論:

性的虐待を受けた小児と青年を対象に、精神分析的/精神力動的心理療法と通常治療、無治療または待機リストの対照群と比較した無作為化試験および準無作為化試験はなかった。

それゆえ、この集団における精神分析的/精神力動的心理療法の有効性に関しては、どのような結論も導き出すことはできない。

この欠落は重大である。またこの欠落は、この集団における精神分析的/精神力動的心理療法の有効性に関して、さらに研究を行う必要性を強調するものである。

このような研究は、理想的には、方法論的に質の高い、大規模な無作為化比較試験の形式で行われるべきである。

このような研究が実施されない場合、このテーマに関する将来の系統的レビューでは、重要な研究を見落すのを避けるために、無作為化比較試験以外のより質の低いエビデンスを含めることを検討する必要が出てくるだろう。

Posted on 2014/02/12 Wed. 16:51 [edit]

category: Campbell Library

tag: 性的虐待  精神分析  小児  青年 
tb: 0   cm: 0

プロフィール

最新記事

カテゴリ

全記事表示リンク

タグ

検索フォーム

月別アーカイブ

最新コメント

最新トラックバック

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

QRコード


▲Page top

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。