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補助金によりHPVワクチン接種率が上昇:英国の無作為比較試験の結果  

Health Psychology誌(2015年2月)から

HPVワクチン接種率を増加させるための補助金:無作為比較試験。

Financial incentives for increasing uptake of HPV vaccinations: A randomized controlled trial.

Mantzari E, et al.

Health Psychology, Vol 34(2), Feb 2015, 160-171.

原文はこちら

目的:

英国における17~18歳の少女のヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの接種率は、目標(80%)を下回っている(35%未満)。

本試験では、(a)HPVワクチンの接種と接種プログラムの完了に対する補助金の効果、(b)その効果が被験者の(物質的および社会的)剥奪レベルによって調整されるかどうかを評価した。

また、ワクチン接種を受けるという意思決定の質に対する補助金の影響についても評価した。この意思決定の質は、ワクチン接種に対する態度とワクチン接種の結果についての知識によって測定した。

方法:

1000名の16~18歳の少女に、HPVワクチン接種プログラムに参加するよう案内状を出した。このうち500名はこれまで案内を受け取ったことがなく(初回案内集団)、残り500名はこれまでの案内に反応したことがなかった(無反応集団)。

少女らは、標準的な案内状(対照群)もしくは3回のワクチン接種を受けられる45ポンド(56ユーロ、73ドル)のクーポン券が同封された案内状(介入群)のいずれかを無作為に受け取った。

初回のワクチン接種に参加した少女を対象に、ワクチン接種を受けるという意思決定の質を評価する質問紙調査を実施した。

評価項目は、初回および3回目のワクチン接種と意思決定の質とした。

結果:

補助金を用いた介入により初回の接種率が上昇していた(初回案内集団の介入群:28.4%、対照群:19.6%、オッズ比[OR]:1.63、95%信頼区間[CI]:1.08~2.47)(無反応集団の介入群:23.6%、対照群:10.4%、OR:2.65、95%CI:1.61~4.38)。

また、3回目の接種率も上昇していた。(初回案内集団の介入群:22.4%、対照群:12%、OR:2.15、95%CI:1.32~3.50)(無反応集団の介入群:12.4%、対照群:3%、OR:4.28、95%CI:1.92~9.55)。

介入の影響は、剥奪のレベルによって調整されていなかった。

意思決定の質は、介入の影響を受けていなかった。

結論:

今回の介入によってHPVワクチン接種の完了は増加したが、接種率は国の目標よりも低いままだった。費用対効果や受け入れやすさという問題に加えて、目標を達成するためには他の方法も考慮する必要がある。

この論文はFull textが公開されています。

Full textはこちら



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Posted on 2015/02/20 Fri. 18:49 [edit]

category: 2015年2月号_Health Psychology誌

tag: 保健行動  保健メッセージ    ワクチン接種  金銭的支援  無作為化試験 
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自己肯定化は、意思と行動に対する保健メッセージの効果に影響を及ぼす  

Health Psychology誌(2015年2月)から

自己肯定化と保健メッセージに対する反応:意思と行動に関するメタ解析

Self-affirmation and responses to health messages: A meta-analysis on intentions and behavior.

Sweeney AM, Moyer A

Health Psychology, Vol 34(2), Feb 2015, 149-159.

原文はこちら

目的:

本研究では、意思と行動の両者に及ぼす保健メッセージの効果に自己肯定化の操作がどのくらい影響を及ぼしているかを定量化することを目的とした。

方法:

脅迫的な保健メッセージを読む前に自己肯定化した被験者と自己肯定化しなかった被験者を比較した実証研究を系統的に検索した。

保健に対する意思と行動への効果量をランダム効果モデルを用いて統合した。

結果:

16件の研究のデータを解析対象とした。

意思と行動に対するaggregate効果量は有意ではあったが、小さかった(意思に対する効果量:d+=0.26、95%信頼区間[CI]=0.04~0.48、行動に対する効果量:d+=0.27、95%CI=0.11~0.43)。

意思と行動の両者を評価した研究でメタ回帰分析を行ったところ、意思の効果量は、行動の効果量を予測していないことが明らかとなった(β=0.03、95%CI=-0.30~0.36)。

保健行動のタイプ(損害 vs. 促進)、保健行動のタイミング(近い vs. 遠い)、自己肯定化の操作のタイプ(価値 vs. 優しさ)、保健メッセージの特異度(単一の健康問題 vs. 複数の健康問題)は、意思または行動に対する自己肯定化の影響を調整していなかった。

結論:

自己肯定化は、意思と行動に対する保健メッセージの効果に影響を与えている。

ただし、本研究では、意思の効果量が行動の効果量を予測しておらず、保健行動の変化に関する先行研究では、意思が常に行動に転換されるわけではないことが示されていることから、自己肯定化の研究で、意思-行動関係が因果関係であることを支持する研究はほとんどない。

今後の研究では、自己肯定化が保健行動の変化を引き起こす理由を特定の保健に関連した反応によって説明できるかどうかを検討する必要がある。


Posted on 2015/02/20 Fri. 17:38 [edit]

category: 2015年2月号_Health Psychology誌

tag: 保健メッセージ  自己肯定化  メタ解析  保健行動 
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健康食品は控え目なメッセージの方が選ばれやすい  

Health Psychology誌(2015年1月)から

食物の選択に対する控え目あるいは明示的な保健メッセージの効果。

Effects of subtle and explicit health messages on food choice.

Wagner HS, et al.

Health Psychology, Vol 34(1), Jan 2015, 79-82.

原文はこちら

目的:

食物に健康というラベルをつける場合、控えめな言い回しではなく、はっきりした表現を用いると、好きなだけそれを食べてしまう、その食物は味がまずいと思い込む、あるいはリアクタンスを引き起こすといった行動が生じる可能性がある。

本研究では、2つのフィールド調査で、個人の食物選択に対する明示的または控え目な保健メッセージの効果について検討した。

方法:

健康食品のラベルを以下のように操作した。この食品は健康に良いと明示したラベル、イメージで控え目に示唆したラベル、健康に関する言及のないラベル(対照条件)。

学術会議の参加者が受付に近づいて、選んだスナックの個数と種類を研究アシスタントが記録した。

結果:

参加者は、明示的な保健メッセージよりも、控え目な保健メッセージのラベルがついた健康食品を選ぶ傾向が高かったが、控え目なメッセージは対照条件よりも効果的ではなかった。

結論:

健康に良いスナック食品を選択するよう促す場合には、控え目なメッセージの方が、明示的な保健メッセージよりも有用と思われる。

Posted on 2015/02/16 Mon. 16:40 [edit]

category: 2015年1月号_Health Psychology誌

tag: 保健メッセージ  健康食品 
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口腔保健に関する情報提供による介入が長期的な保健行動に影響  

Health Psychology誌(2015年1月)から

保健に関するメッセージの枠組み:アメリカ人の多様な標本における易罹病性の認知と動機の方向づけによる調整

Message framing for health: Moderation by perceived susceptibility and motivational orientation in a diverse sample of Americans.

Updegraff JA, et al.

Health Psychology, Vol 34(1), Jan 2015, 20-29.

原文はこちら


目的:

本研究では、口腔保健に関して利益または損失を示す枠組みで作成された情報提供ビデオが、6ヵ月間の自己報告によるデンタルフロスの使用にどのように影響を与えるか、またこの影響が調整される際に、口腔保健の問題への易罹病性(訳者注:病気へのかかりやすさ)の認知と動機の方向づけ(接近/回避)がどのような役割を果たすかについて検討した。

方法:

年齢と人種が多様な855名のアメリカ人の成人標本を、保健メッセージを提供しない群、あるいは利益を示すかまたは損失を示したビデオをインターネットで提供する群のいずれかに無作為化した。

自己報告によるデンタルフロスの使用は、縦断的に2ヵ月と6ヵ月に評価した。

結果:

標本全体で、易罹病性の認知は、デンタルフロス使用の予測に対してメッセージの枠組みと相互に影響し合っていた。

ビデオを視聴した参加者は、メッセージの枠組み(利益/損失)と易罹病性の認知(低/高)が一致していた場合に、一致していないビデオを視聴したか、全く視聴していない参加者よりも、追跡6ヵ月の時点で、推奨レベルでデンタルフロスを使用する可能性が有意に高まっていた。

一方、若年成人(18~24歳)は、易罹病性の認知よりも動機の方向づけによる調整が大きいことが示された。この結果は、主に若年成人の標本で実施された先行研究と一致していた。

結論:

簡便な情報提供による介入は、特に利益または損失といった情報提供の枠組みが、個人の健康アウトカムのリスクに関する考えと一致していた場合に、長期的な保健行動に影響を与える可能性がある。

Posted on 2015/01/23 Fri. 19:59 [edit]

category: 2015年1月号_Health Psychology誌

tag: 情報提供による介入  保健行動  保健メッセージ 
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身体活動を促すメッセージは効果的か?  

Health Psychology誌(2015年1月)から

熟慮と衝動のプロセスが身体活動を促すメッセージの効果を説明:無作為比較試験

Reflective and impulsive processes explain (in)effectiveness of messages promoting physical activity: A randomized controlled trial.

Cheval B, et al.

Health Psychology, Vol 34(1), Jan 2015, 10-19.

原文はこちら


目的:

本研究では、身体活動(PA)を促すメッセージを提供する際に、PAにおける熟慮と衝動のプロセスを考慮に入れることが、行動変容に効果的な提示方法や対象者の解明に有用かどうかを検証した。

方法:

参加者(101名)に、PA(実験条件)または健康的な食事(対照条件)を促す説得的なメッセージを提供した。

身体活動に対する熟慮は、ベースラインとメッセージへの曝露後の両時点で評価した。

PAに衝動的に接近する傾向(IAPA: impulsive approach tendencies toward PA)と座りがちな行動に衝動的に接近する傾向(IASB: Impulsive approach tendencies toward sedentary behaviors)は、manikin taskを用いて評価した。

主要な結果変数は、メッセージへの曝露後1週間の中等度~強度の身体活動(MVPA: moderate to vigorous physical activity)中に加速度計で評価した自由時間とした。

結果:

PAを促すメッセージにMVPAに対する直接的な効果は認められなかったが、以下の結果が示された。

(a)メッセージにより、特にベースライン時の意思が低~中等度の(高くない)参加者で、PAを実行しようとする意思が高まっていた。

(b)メッセージ後のPAへの意思とIAPAは、客観的なMVPAの正の予測因子であり、IASBは負の予測因子であった。

(c)IASBが低~中等度の(高くない)個人では、メッセージ後のPAへの意思がMVPAを予測していた。

追跡でのmoderated mediation analysisでは、以上の早期の結果が確認され、PAを促すメッセージは、ベースラインの意思が低~中等度で、IASBが低~中等度の参加者でのみ、メッセージ後の意思を介してMVPAの正の予測因子となることが示された。

結論:

本研究では、2つの境界条件を特定することによって、PAを促すメッセージが、客観的なMVPAの予測に効果的な場合とそうでない場合を明らかにする重要な知見が得られた。

Posted on 2015/01/22 Thu. 01:29 [edit]

category: 2015年1月号_Health Psychology誌

tag: 身体活動  情報提供による介入  無作為化試験  保健行動  保健メッセージ 
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