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自己肯定化は保健行動の変化にポジティブな影響を及ぼす  

Health Psychology誌(2015年3月)から

保健行動の変化に対する自己肯定化の影響:メタ解析

The impact of self-affirmation on health-behavior change: A meta-analysis.

Epton T, et al.

Health Psychology, Vol 34(3), Mar 2015, 187-196.

原文はこちら

目的:

自己肯定化(重要な価値、属性または社会的関係を検討することによって引き起こされる)は、健康リスク情報に対する防衛的な抵抗を低下させ、その後、保健行動を変化させるためのレディネスを高めると思われる。

しかし、このような自己肯定化の効果に関しては、正規の方法に従った定量的な統合が行われていない。

そこで、保健行動の変化プロセスにおいて重要な3点、つまり(a)メッセージの受容、(b)変化への意思、(c)その後の行動というアウトカムに対する自己肯定化の影響についてメタ解析を行い、本稿でその結果を報告した。

方法:

文献検索によって、上記のアウトカムに対する自己肯定化の操作の効果に関する144件の実証的な検証が同定された。

効果量を抽出し、メタ解析を行った。

結果:

メッセージの受容に関する検証は34件(3,433名)、変化への意思に関する検証は64件(5,564名)、行動に関する検証は46件(2,715名)であった。

これらの検証全体でのランダム効果モデルによる解析の結果、それぞれのアウトカムに対する自己肯定化の効果は小さかったが、信頼性の高いポジティブなものだった(メッセージの受容:d+=0.17、信頼区間[CI]=0.03~0.31、変化への意思:d+=0.14、CI=0.05~0.23、行動:d+=0.32、CI=0.19~0.44)。

この結果は、様々な健康問題や行動でも同様だった。

結論:

今回の結果から、説得力のある保健情報とともに自己肯定化を誘発することにはポジティブな効果があり、メッセージの受容、変化に対する意思、その後の行動を促進することが示唆される。

その効果は小さかったが、保健行動を変化させる介入に関する他のメタ解析の結果と同程度のものであった。

今回の結果は、人間が有益な保健情報に抵抗する理由や、このような抵抗を低下させる方法を明らかにするために尽力している研究者と実務家にとって重要であろう。


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Posted on 2015/02/22 Sun. 21:15 [edit]

category: 2015年3月号_Health Psychology誌

tag: 自己肯定化  保健行動  メタ解析 
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自己肯定化は、意思と行動に対する保健メッセージの効果に影響を及ぼす  

Health Psychology誌(2015年2月)から

自己肯定化と保健メッセージに対する反応:意思と行動に関するメタ解析

Self-affirmation and responses to health messages: A meta-analysis on intentions and behavior.

Sweeney AM, Moyer A

Health Psychology, Vol 34(2), Feb 2015, 149-159.

原文はこちら

目的:

本研究では、意思と行動の両者に及ぼす保健メッセージの効果に自己肯定化の操作がどのくらい影響を及ぼしているかを定量化することを目的とした。

方法:

脅迫的な保健メッセージを読む前に自己肯定化した被験者と自己肯定化しなかった被験者を比較した実証研究を系統的に検索した。

保健に対する意思と行動への効果量をランダム効果モデルを用いて統合した。

結果:

16件の研究のデータを解析対象とした。

意思と行動に対するaggregate効果量は有意ではあったが、小さかった(意思に対する効果量:d+=0.26、95%信頼区間[CI]=0.04~0.48、行動に対する効果量:d+=0.27、95%CI=0.11~0.43)。

意思と行動の両者を評価した研究でメタ回帰分析を行ったところ、意思の効果量は、行動の効果量を予測していないことが明らかとなった(β=0.03、95%CI=-0.30~0.36)。

保健行動のタイプ(損害 vs. 促進)、保健行動のタイミング(近い vs. 遠い)、自己肯定化の操作のタイプ(価値 vs. 優しさ)、保健メッセージの特異度(単一の健康問題 vs. 複数の健康問題)は、意思または行動に対する自己肯定化の影響を調整していなかった。

結論:

自己肯定化は、意思と行動に対する保健メッセージの効果に影響を与えている。

ただし、本研究では、意思の効果量が行動の効果量を予測しておらず、保健行動の変化に関する先行研究では、意思が常に行動に転換されるわけではないことが示されていることから、自己肯定化の研究で、意思-行動関係が因果関係であることを支持する研究はほとんどない。

今後の研究では、自己肯定化が保健行動の変化を引き起こす理由を特定の保健に関連した反応によって説明できるかどうかを検討する必要がある。


Posted on 2015/02/20 Fri. 17:38 [edit]

category: 2015年2月号_Health Psychology誌

tag: 保健メッセージ  自己肯定化  メタ解析  保健行動 
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健康に関連した行動において質問-行動効果は認められるか?  

Health Psychology誌(2015年1月)から

質問-行動効果:実際に効果があるのか、あるいは見せかけの現象なのか? 
メタ解析による無作為比較試験の系統的レビュー

The question-behavior effect: Genuine effect or spurious phenomenon?
A systematic review of randomized controlled trials with meta-analyses.

Rodrigues AM, et al.

Health Psychology, Vol 34(1), Jan 2015, 61-78.

原文はこちら


目的:

ある特定の行動に関する質問に回答するだけで、その行動が変わる可能性がある。

この現象は、単純測定効果(mere-measurement effect)または質問-行動効果(QBE: question-behavior effect)として知られている。

本研究は、健康に関連した行動に対するQBEのエビデンスをまとめることを目的とした。

方法:

レビューの対象とした研究は、健康に関連した行動や認知に関する質問票または面接の効果を、測定を実施しない対照条件または他の形式の測定と比較して検証した無作為比較試験とした。

サブグループ解析を行い、潜在的な調節因子を同定した。

結果:

41件の研究を対象とし、広範な保健行動について評価した。

メタ解析により、全体のQBEの効果は小さいことが示された(SMD*=0.09、95%信頼区間:0.04~0.13、κ=33)。
*SMD=標準化平均差(訳者補足)

対象とした研究には、中等度の異質性、バイアスのリスクの変動の高さ、出版バイアスの存在が認められた。

より徹底的に測定した条件と徹底的に測定していない条件を比較した研究を検討したところ、用量反応関係は認められなかった。

行動ごとのQBEには有意差は認められなかったが、デンタルフロスの使用、身体活動、スクリーニング検査受診のQBE(のSMD[訳者補足])は0から大きく離れていた。

行動もしくは認知を測定したか、態度を測定したか否か、質問票もしくは面接を用いた研究か、アウトカムが客観的な評価か自己報告かということによって、結果に変化は見られなかった。

結論:

健康に関連した行動に対するQBEのエビデンスがある程度認められた。

しかし、研究にバイアスのリスクや出版バイアスの存在が認められ、特に一部の研究では質問票に加えて、介入も提供されていたことを踏まえると、本研究で算出された小さな効果量は過大評価されている可能性がある。

測定することによって行動が変化するのかどうか、またどのような場合に行動が変化するのかということを確認するためには、介入内容を明確に特定し、事前に登録された質の高い試験の実施が必要である。

Posted on 2015/01/31 Sat. 19:24 [edit]

category: 2015年1月号_Health Psychology誌

tag: 保健行動  メタ解析 
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複雑な精神障害では短期の治療より長期の精神分析療法が効果的:新たなメタ解析の結果から  

Psychodynamic Psychiatry誌(2013年秋)から

長期の精神力動的治療に関する新たなエビデンス

The emerging evidence for long-term psychodynamic therapy

Leichsenring F, et al.

Psychodynamic Psychiatry: Vol. 41, No. 3, pp. 361-384.

原文はこちら


特定の精神障害における短期の精神力動的精神療法(STPP)と長期の精神力動的精神療法(LTPP)の有効性を支持する無作為比較試験(RCT)によるエビデンスが増加している。

最初の一連のメタ解析では、LTPPは、特に複雑な精神障害では短期の精神療法よりも優れることが示された。

しかし、このLTPPのエビデンスには異議が唱えられている。

この提起された懸念への取り組みが行われたが、その後Smitら(2012)による最近のメタ解析で、再びLTPPの有効性に異議が唱えられている。

方法:

方法論的な観点から、Smitらのメタ解析に対して批判的に解析した。

さらに、本研究では、これまでのメタ解析には含まれていなかった試験を追加して、新たに2つのメタ解析を行った。

本研究の目的は、これまでのメタ解析の結果が安定したものであるか否かについて検討することであった。

結果:

Smitらによるメタ解析では、実際のところ、異なる選択基準によって、LTPPと他のタイプの長期の精神療法が比較された。

したがって、Smitらが示した本質的なものは、LTPPの効果は、他のタイプの長期的な治療と同等であったということである。

そのため、Smitらによるメタ解析は、LTPPは短期の精神療法よりも優れることを示した過去のメタ解析の結果に異議を唱えるものではない。

また、Smitらのメタ解析では、いくつかの方法論的な欠点が認められた。

本研究で行った新たなメタ解析では、これまでの結果との有意な違いは見いだされなかった。

複雑な精神障害では、LTPPが短期の治療よりも有意に優れることが立証された。これは、これまでのメタ解析の結果を裏づけるものである。

結論:

量‐効果関係に関するデータから、慢性精神障害やパーソナリティ障害などの複雑な精神障害患者の多くでは、短期の精神療法では不十分であることが示唆される。

これらの患者には長期的な治療が適応されるだろう。

本研究のメタ解析は、複雑な精神障害患者においてLTPPをさらに支持するものであった。

それでもやはり、LTPPと他の長期的な精神療法に関してさらなる研究が必要とされる。

Posted on 2015/01/25 Sun. 01:50 [edit]

category: 精神分析の効果

tag: 精神療法  精神分析  メタ解析  治療効果 
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長期の精神分析的精神療法の効果は限定的:無作為化試験のメタ解析の結果から  

Clinical Psychology Review誌(2012年3月)から

長期の精神分析的精神療法の効果-無作為比較試験のメタ解析

The effectiveness of long-term psychoanalytic psychotherapy-a meta-analysis of randomized controlled trials

Smit Y, et al.

Clinical Psychology Review Volume 32, Issue 2, March 2012, Pages 81-92

原文はこちら

精神分析療法および長期の精神分析的精神療法(LTPP)の効果に関しては議論の余地がある。

本研究では、明確に定義した精神障害患者において、他の治療法または無治療と比較して、LTPPの効果を評価した。

LTPPに関する無作為比較試験または準無作為比較試験を選択した。

2名の著者が独立して、解析対象とする試験を同定した。

11件の試験が適格だった。

利用可能な最長の追跡時点での回復(主要アウトカム)のリスク差は0.00(95%信頼区間[CI]:-0.17~0.17、p=0.96、I2乗:58%)だった。

統合したHedges' g(各試験の最長の追跡時点での)は以下のとおりであった。

治療の対象とした問題では-0.05(95%CI:-0.55~0.46、p=0.86、I2乗=88%)、

全般的な精神医学的症状では0.69(95%CI:-0.19~1.57、p=0.13、I2乗=96%)、

パーソナリティの病理では0.17(95%CI:-0.25~0.59、p=0.42、I2乗=41%)、

社会的機能では0.20(95%CI:-0.10~0.50、p=0.19、I2乗=53%)、

全体の効果では0.33(95%CI:-0.31~0.96、p=0.32、I2乗=94%)、

QOLでは-0.37(95%CI:-0.78~0.04、p=0.08、I2乗=55%)。

この領域の対象とした問題に関するサブグループ解析では、専門的な精神療法の構成要素のない対照治療と比較した場合には、LTPPの方が有意に良好であることが示されたが、様々な専門的な精神療法による対照治療と比較した場合には示されなかった。

探索的なメタ回帰により、介入群と対照群での治療強度の違い(面接回数の比[session ratio])と効果量に関連性のあることが示唆された。

以上のことから、様々な精神障害の回復率は、LTPPまたは通常治療を含めた様々な対照治療で同等であるという結論が下される。

個々の試験の効果量は、方向や大きさの点で大幅に異なっていた。

これまでのレビューとは対照的に、LTPPの効果は限られたもので、よくても矛盾が見られるというエビデンスが認められた。

要点

◆長期の精神分析的精神療法(LTPP)の効果に関しては議論の余地がある。

◆最近の2件のメタ解析では、LTPPの効果が実証されたと報告されている。

◆今回のメタ解析では、回復率はLTPPと対照治療で同等だった。

◆本研究では、LTPPの効果は限られたもので、矛盾が認められるというエビデンスが見いだされた。


Posted on 2015/01/23 Fri. 00:16 [edit]

category: 精神分析の効果

tag: 精神療法  精神分析  メタ解析  治療効果 
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